2019年、「老後2,000万」問題で世間が騒いだ。
結論から言おう。
老後2,000万で足りるわけがない。
なぜなら私達は長寿だからだ。
そして、一生賃貸だと、なお足りない。
一生賃貸は、死ぬまで家賃を払い続けることになる。
分かりやすく説明していこう。
目次
1.背景・前提条件
2.老後を考える
3.理想
4.心構えと対策
5.結論
【1】背景・前提条件
あなたに質問です。
老後にかかるお金について真剣に考えたことがありますか?
あなたは、次の5つのことをちゃんと理解しているだろうか?
・人生100年時代
・定年65歳
・定年から寿命までは35年
・年金の支給額は不明
・人生で「住居費」への支出は最も多い
【2】老後を考える 収入から一番出ていく住居費を考えよう。
定年後、家賃を死ぬまで払ったらいくらになるだろうか?
賃貸の場合
家賃10万/月 4,200万(35年間)
家賃15万/月 6,300万(35年間)
スゴイ金額だとは思わないだろうか?
とてもじゃないが、老後2,000万で足りるわけがない!
翻って、マイホームを買った場合はどうだろうか?
マイホームの場合、
定年までに住宅ローンを完済しているなら、老後の費用はゼロ。
定年後に払う費用はゼロになる。
【3】理想 あなたの理想はどんな感じだろうか?
定年後、住居費は払いたくないのではないか?
支払いについて、衣食住ごとに見てみよう。
果たして、衣食住の費用は減らせるのか?
衣:減らせる
食:減らせない
住:最も減らせる
マイホームを買って定年までに住宅ローンを完済すれば、それ以降、住居費はかからない。
定年後、
衣・食・住で、最も支出を減らせるのは住居費である。
これを理解している人は、ほとんどいない。
「住居費」は、
人生で最もかかるが、
最も減らすことが出来る項目なのだ。
【4】心構えと対策
私達は長寿だ。
この事実を受け入れよう。
100歳以上生きると理解しよう。
毎日の家計簿だけを付けていてもダメ!
人生の支出は、
長いスパンで見ないとダメ!
人生トータルでの収入と支出を計画するのだ。
家計簿だけつけていて、支出が大幅に変わることはない。
長いスパンで全体を俯瞰し、
計画・行動出来る人がいつも得するのだ。
【5】結論
老後2,000万では、圧倒的に足りない。
一生賃貸だと、スゴイ金額の家賃を払うことになる。
とにかく、衣食住の住居費の支出を抑えよう。